新年明けましておめでとうございます。
2018年最初の記事は、お正月らしく“初詣スポット”をご紹介いたします。
三豊市高瀬町「麻部(あさべ)神社」
それがこちら、三豊市にある「麻部(あさべ)神社」です。
(お正月飾りの立派な注連縄がお出迎え)
この神社は三豊市高瀬町の麻(あさ)と呼ばれる地域にあります。
前回ご紹介した「麻城跡」からも近く、県道23号線を高瀬方面に向かった右側にあります。
入り口を示した看板等はありませんが、麻部神社を訪れる際の目印は、何と言っても「樹木」です。
近辺は主に田畑や竹藪で構成されていますが、突然背の高い木々が生い茂るスポットが現れます。
(境内には背の高い様々な木々が生い茂っています)
麻部神社は「大木多く、よく繁茂して樹冠高くそびえている。」ことにより、
今から約40年前に香川県より「自然記念物」に指定されています。
(中には注連縄が締められた木も)
四国のみち
また、こちらの神社は「四国のみち(四国自然歩道)“茶摘みのみち”」の道中にあります。
(金刀比羅宮石段~大水上神社130km(!)の道のりです)
麻部神社の祭神は天日鷲命とされています。麻は忌部氏と関わりがあり、地名はその名の通り“麻”を広く植えていたことに由来します。
麻部神社は昔、通称“ひょんの宮”と呼ばれていたそうです。(※)
(確かに麻周辺には、“麻”と名の付くものが多数存在します。
麻地区を上と下にわけ、上麻(かみあさ)には麻幼稚園、麻小学校、麻部神社、麻城跡、下麻(しもあさ)から麻坂峠を越えて善通寺に入ると大麻山に大麻神社、、、と言った具合です。)
脱線しました。話を初詣に戻します。
駐車スペースは神社正面に設けられており、およそ10台位は停められると思います。
一応、おみくじもありました。
参拝の前に身を浄める場には、真っ白なタオルが掛けられています。
(ハンカチを忘れても大丈夫)
小さな神社には比較的珍しく、駐車スペース内に御手洗いもありました。
旅先で出会う地元密着の産土神的な神社には、その地域に関係のない者が足を踏み入れるのを躊躇うこともあると思います。(私なんかはその一人です。)
そんな方にこの記事がきっかけとなり、地元の小さな神社も知られざるカガワの魅力の一つとなることをひっそり願いながら、新年最初の投稿とさせていただきます。
今年も宜しくお願い致します。
(※の段落は、『香川県神社誌 下巻 麻部神社』の項目を参考にしました。)