「おんばざらたらまきりく」
? いきなり怪しげな呪文が出て来ました。これ、お遍路さんにはお馴染みの言葉。
四国八十八か所のひとつ弥谷寺
私の住む香川県には昔から弘法大師空海ゆかりの地を巡るお遍路さんという文化があります。四国八十八か所というと知っている方もいるかもしれません。
今回はその四国八十八か所の一つ、第七十一番札所、弥谷寺(いやだにじ)のご紹介です。
案内板をご覧の通り、このお寺は敷地が広域で、私の印象ではお寺のある山全体が霊場のような雰囲気に思えました。
八十八か所のお寺は香川県全域に点在しているのですが、街中にぽつんとあるお寺も多いのです。その中で弥谷寺は昔からの土地そのものの信仰を色濃く残した、まさにtheお寺!というお寺。
ただここは参道の階段が多く、足腰に自信のある方向けです。バスも出ていますが朱塗りの百八階段など、徒歩で景色を楽しむポイントがほとんどです。
しかし階段には基本手すりが付いています。
足元に注意しながら、ご自分のペースでゆっくり上がってみてください。境内口から本堂まで階段が五百四十段あります。
階段は場所によって段の高さがこんなに違います。
一段飛ばしをすると返って危険ですので注意してください。
歩くのに疲れたら参道の途中で一休み。
ベストな位置にかの有名な俳句茶屋があります。
訪れた人々が俳句をしたためてこのお茶屋さんに飾っています。冷たい飲み物も販売していますので、休憩しながら俳句鑑賞なんてどうでしょうか。
夢中になり過ぎて本堂に参拝するのを忘れずに。
石段を登り水場が見えてきたらあと一息です。
この水場はいくら日照りが続いても湧水が止まることはないと言われています。実際私が
行った時にも岩肌から水滴が落ち、下にあるひしゃくに当たり、ポツンポツンと音色を響かせていました。
水場からさらに上へ行くと、山側の石壁に直接掘られた磨崖仏が出現します。
ここらあたりになるといよいよ道は狭まり、階段も急になり、ゴールは目の前です。
そのまま通り過ぎがちな磨崖仏です。しかし弘法大師が刻んだとされ、真言(冒頭に出て来たあの怪しい呪文です)を唱えると極楽浄土に行けると言われています。
ちなみに真言はお寺によって違うのでしっかりチェックしていきましょう。
そしてお疲れ様です!頂上の本堂にたどり着きました。
本堂、意外と小さいのです。ここまで来たのにとがっかりしないで下さい。しっかりお参りをしたら後ろを振り返りましょう。
弥谷寺のある三豊市三野町の景色が一望できます。
この景色を見るだけでもここまで来たかいがあるというものです。
弥谷寺の近くに他の札所もあるのでこちらも行ってみるといいかもしれません。しかし徒歩では道のりが険しく、車で行った方が無難です。
まとめ
そして最後になりましたがこの弥谷寺、心霊スポットとしても有名なのです。写真を撮ると何かあるかも…。
とは言え今回私は一人で訪れましたので、昼間なら穏やかで良いお寺です。秋には紅葉も楽しめるのでぜひ一度行ってみてくださいね。
それではまた次の記事でお会いしましょう。
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香川県三豊市在住。
好きな場所は神社仏閣と本屋さん、美術館。三豊市近辺にももっと古本屋さんが出来たらいいのにと願う今日このごろ。O型。
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