こんにちは、タカツキです。毎日蒸し暑いですね。かと思えば急に予想外の雨!テレビの天気予報も当たるんだか当たらないんだか、微妙な所です。
現代でも天気予報は重要事項ですが、太古の昔人々にとっては死活問題でした。今みたいにスーパーのない時代、作物を実らせる雨は宝物。
特に雨の少ないここ香川県では、雨乞いの儀式も盛んに行われてきました。
もちろん中には変わっているものもあったりします。今回は天気予報をウナギで占ってしまう珍しい神社の紹介です。
ウナギで天気予報?讃岐二ノ宮大水上神社
香川県三豊市高瀬町、二ノ宮地区にある大水上神社。
高瀬駅から車で20分、二ノ宮小学校近くのコンビニを看板の方向に曲がります。
広葉林の参道を抜けると鳥居の奥が社殿です。
うなぎ淵
小学生の頃この神社が毎年の遠足コースでした。
社殿の右奥にお目当ての名所、うなぎ淵があります。
うなぎ淵は宮川と呼ばれる川の淵です。伝説によると黒いウナギが姿を現すと雨、白いウナギが姿を現すと日照りが続き、蟹が出ると大風が吹くらしいのです。
私は小学生の頃お祭りの待ち時間に、このうなぎ淵に降りて友達と遊んでいましたが(今考えるとダメなような気も…。)ウナギを見かけることはありませんでした。
代わりに小魚がちらほら泳いでいたのを覚えています。水がきれいなので今でも蟹ならいるかもしれません。大風にならないといいのですが。
うなぎ淵を更に右奥に進むと裏参道に出ます。
こちらは森が一層深くなり今の時期は苔に覆われています。
こちらはしっとりとした空気に満ち、夏でもひんやりと涼しいのが特徴です。個人的に私はこの裏参道が好きで、神社に来た際には必ずこちらまで足を踏み入れます。
ただ苔のせいで足元がすべりやすくなっていますのでお気を付けください。
もう一つ注意事項があります。
そうです、今の時期、蚊がいっぱいいるので虫よけスプレーが必須なのです。
ツブラジイの森で有名なこの一帯ですが、その美しさに気を取られボーっとしているとすぐに虫たちの餌食になります。
あと、木の枝から垂れ下がる蜘蛛の糸やミノムシにも注意して歩くのがオススメです。
多少スリリングな神社ですが(そうか?)敷地内には貴重な指定史跡があります。
時雨灯籠
まずは境内にある時雨灯籠です。
こちらは南北朝時代に制作された県指定有形文化財です。長い間風雨にさらされていましたが近年屋根が取り付けられ、その姿を現代に残しています。
国指定史跡、二ノ宮の瓦窯跡
そして外せないのが国指定史跡、二ノ宮の瓦窯跡です。
こちらは裏参道側にあるので実際行って見てみて下さい。この周辺から硯や瓦が見つかっていてなんともいえないロマンのにおいがします。
まとめ
駆け足で紹介してしまいましたが、いかがだったでしょうか。
この神社のある二ノ宮地区はお茶の生産で有名で、高瀬のお茶といえばほとんどがこの地域で作られています。
神社に向かう道中、車の中からでも地域一帯のお茶畑を楽しみながらドライブすることが可能です。
霧の出やすい地区でもあるので、運転は気をつけてくださいね。
香川県の西にあるので観音寺市や周辺のうどん店も一緒にまわるといいかもしれません。
それではまた次の記事でお会いしましょう!
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香川県三豊市在住。
好きな場所は神社仏閣と本屋さん、美術館。三豊市近辺にももっと古本屋さんが出来たらいいのにと願う今日このごろ。O型。
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